大山政経塾

僕のオナイ!
とだけ言っておきましょう。
現在Mr.大山は世界を股に掛け経済学という武器と政治学と言う策略を駆使して今の世界を動かしている一人です。
ここでは、僕と言うくだらない人間の質問に対する彼の答えを無編集で掲載します。

公表できる彼の略歴です。
1995年コロンビア大学国際関係論大学院より国際関係論修士号取得。
1995年ニューヨーク大学経済学部大学院より国際経済学修士号取得。


番外として、電話での彼とのやり取りの中で、
「何故世界の平和にそれほど一生懸命になるのか?」と訊いたところ。

「ニューヨークやコロンビアの同級生は卒業後、国に帰って明日食べる飯もない国民のために一生懸命やってるんだ、政府の役人になったり、大臣になったり。日本人としてそんな奴らに負けていられると思うか。

と 言ってました。


 大山先生へ


早速 質問!!
  防衛省に年間5兆円予算を毎年計上しておりますが、
 僕たちは 自衛官は絶対死ぬな。戦争はするな。でも毎年5兆円はやる(太田元防衛
 審議官談)
 。としております。

 今回明るみに出た防衛省事務次官の一件はそのジレンマを再考させるものです。
貴殿の意見を伺いたい。>>

大山先生からの回答

黒沢明の映画「椿三十郎」の中で、国家老の奥方が「本当に切れる刀は鞘に収まっているものです」という台詞があります。
無敵を目指して武力を磨くことは軍人として当然の務めですが、それを行使すると双方失う物が出てくる。
武力を担保に交渉で物事を解決することこそが「恒久平和の作法」なのだと思います。
 
実は、プロの軍人ほど戦争をしたがりません。自分の命、部下たちの命をはじめ、真っ先に何かを失う立場にあるからです。
戦争をしたがるのは、痛みに鈍感な政治家たちと国民たちです。
 確かに、人命がいたずらに武力で奪われている世界の現実の前で、日本の「専守防衛」というギリギリまで武力を行使しない
という「思想」は、アメリカの後ろに隠れて青臭いことを言っている子供のように思われるかも知れません。
また、国際政治の専門家の1人として、私もそういった声、現実と理想とのジレンマに歯がゆさを感じることもあります。
しかし、数百年先に歴史を振り返ったとき、こんな「思想」を掲げ、実行した国があったことを人類はどう評価するでしょうか?数百年先にもまだ人類社会が存在しているなら、決して今の日本にマイナス評価を与えることはないと思います。

 この「専守防衛」という思想、「理想の灯」が人類に希望を提示していることの意義を、世界のリーダーたちに考えて欲しい、
そう思います。
ですから、見た目、へなちょこで格好悪いかも知れませんが、
日本の「専守防衛」という思想が、現実の国際情勢の泥流に飲み込まれないよう努力することは、日本人が人類に対してできる貢献の1つかも知れません。
毎年5兆円という大いなる「無駄使い」が「無駄使い」であるうちは「平和」が維持されているということなのですから。


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