松本城

 松本城は戦国時代の水生年代初めに造られた深志城が始まりです。

 戦国時代になり世の中が乱れてくると、信濃府中といわれた松本平中心の井川に館を構えていた信濃の守護小笠原氏が、館を東の山麓の林地区に移すと、その家臣らは林城を取り囲むように、支城を構えて守りを固めました。深志城もこの頃林城の前面を固めるために造られたのです。

 その後甲斐の武田信玄が小笠原長時を追い、この地を占領し信濃支配の拠点としました。

 その後天正十年(1582)に小笠原貞慶が、本能寺の変による動乱の虚に乗じて深志城を回復し、名を松本城と改めました。


   (松本城のパンフレットより)
今までに松本城は2回訪れていますが、その時期が「夏休中・春の桜」で、天守入城の為の長蛇の列を見て諦めていました。ツアーで訪れると、バスの出発時間が決められていて(4〜50分)時間的に無理だと判断したためです。

所が、本日は紅葉も終盤だったことと、訪れた時間が遅かった為か、入口に行列は見られませんでしたので、並ぶことなく入城できました。
小天守は太い立派な丸太を使用
天守の築造年代は、文禄二年から三年(1593〜4)と考えられているそうですので、今から422年前の建築物です。何度か補修はしているとは思いますが、木材の耐久性に感心させられます。
大天守内
↑ 最上階からの展望 ↓
実際に上ってみて思ったことは、階段のきつさ(角度と段差)です。下階はそれほどでもないのですが、上階に行く程角度が急になり、屋根に掛けた「はしご」を上り下りする感じですし、最上階への階段は踏面の間隔が不規則で急角度ですので、皆さん手すりにしがみつき「わぁ〜わぁ〜」言いながら上り下りされていました。

昔の人は現代人よりも小柄な人が多かったそうですので、この階段の上り下りは大変だったと思いますが、敵が侵入してきた場合を考えて、わざと上りにくくしてあるようです。
下階の窓からの眺め 石垣と堀
黒門

本丸に入る正門で、櫓門と枡形からなり、本丸防衛の要である。櫓門は昭和三十五年(1960)に復興し、袖塀は平成二年(1990)に復元されたものです。
月見櫓→天守→渡櫓→乾小天守
松本城
所在地 長野県松本市丸の内4-1
TEL 0263-32-2902
観覧料 大人:610円 小中学生:300円
観覧時間 08:30〜17:00(入場は16:30迄)
休日 12月29日〜1月3日
交通 JR松本駅から徒歩約15分
バス:タウンスニーカー北コース
松本城・市役所前 下車(200円)
長野道松本ICから国道158号を
松本市街地へ向かい約3q
駐車場
普通車
市営松本城大手門駐車場
30分毎150円市営開智駐車場

1時間200円
以降30分毎100円
 戻る